株式会社GENSHI AI(本社:東京都千代田区、代表取締役:長嶋 大地、以下「GENSHI AI」)が研究分担者として参画する研究開発課題「AI画像解析による体幹採寸支援システムの研究開発と装具製作デジタルワークフローの構築」(研究開発代表者:兵庫医科大学 中川 真一 非常勤講師)が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和8年度「次世代ヘルステック・スタートアップ育成支援事業」に採択されました。本事業の「ヘルスケア関連製品・サービス研究開発」分野では、応募10件のうち2件が採択されており、本課題はそのうちの1件です。
研究の背景と意義
体幹装具(ダーメンコルセット等)をつくるには、義肢装具士による精密な採寸が欠かせません。ただ、この採寸は熟練した装具士の経験に頼る部分が大きく、装具士の数そのものも限られています。
本研究では、スマートフォンなどで撮影した画像をAIで解析し、体幹の3次元形状を推定します。採寸から装具製作までをデジタル化することで、誰が測っても結果がぶれにくくなり、装具士一人あたりの手間も減らせます。患者にとっても、採寸にかかる負担を小さくできると考えています。
本研究における当社の役割
GENSHI AI は研究分担者として、システムの中核となるAI採寸技術の研究開発を担当します。主な技術要素は次のとおりです。
- 2次元の画像から体幹の3次元形状を推定するAIの構築
- 学習データを補う合成データの生成
- 撮影時の姿勢や明るさなどの条件を自動でチェックする仕組み
- 義肢装具士の判断を最終確認に組み込む設計(ヒューマン・イン・ザ・ループ)
これらにより、臨床現場で実際に使える採寸の精度と再現性を目指します。
代表コメント
代表取締役 長嶋 大地
当社はこれまで、医療現場のための言語・文書のAIに取り組んできました。本研究は、画像と身体の計測という新しい領域への挑戦です。医師でありエンジニアでもあるという強みを活かし、義肢装具士の人手不足という課題に技術で取り組みます。
現場で本当に使える仕組みを、兵庫医科大学の中川先生をはじめとする研究チームと一緒につくっていきます。
今後の展望
GENSHI AI はこれまで言語・文書を中心に医療AIをつくってきましたが、本研究で身体の計測にも取り組みます。義肢装具士の知見とAIを組み合わせ、採寸から装具製作までをつないでデジタル化する仕組みを、現場で使える形にしていきます。
本事業について
「次世代ヘルステック・スタートアップ育成支援事業」は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が、ヘルステック領域のスタートアップによる研究開発を支援する事業です。詳細および令和8年度の採択結果は、AMED の公募・採択情報ページ ↗でご覧いただけます。