株式会社GENSHI AI(本社:東京都千代田区、代表取締役:長嶋 大地、以下「GENSHI AI」)は、NVIDIAがAIスタートアップ向けに提供する支援プログラム「NVIDIA Inception」に採択されたことをお知らせいたします。本プログラムを通じ、開発者向けツールやトレーニング、ハードウェア・ソフトウェアの優待価格、投資家ネットワークなどを活用し、データを外部に出せない現場(閉域環境)で稼働する軽量AIモデルおよび実装基盤の開発を加速させます。
NVIDIA Inceptionについて
「NVIDIA Inception」は、AIやデータサイエンスの分野で業界に革命を起こそうとしているスタートアップ企業を支援するグローバルなプログラムです。製品開発からプロトタイピング、市場導入などの各段階において、最新テクノロジーツールへのアクセスや専門家によるサポート、共同マーケティング、ベンチャーキャピタルとのネットワーク構築など、スタートアップの成長を後押しする様々な支援が提供されます。
採択の背景と当社の取り組み
医療をはじめとする厳格な規制が求められる領域では、機密データを外部のクラウド環境に出せない場面が少なくありません。GENSHI AIは、この制約を前提とし、院内やオフィスなどの閉域ネットワーク内で安全に稼働するAIの設計・実装に取り組んできました。
限られた計算資源での動作を前提とした115Mパラメータの軽量日本語OCR基盤モデル「Baberu OCR」をはじめ、完全オフラインでの利用を想定したローカルLLM「MedLocal」、国内データ完結オプションを備えた「GENSHI Voice」などを展開しています。
今後の展開(プログラムの活用方針)
GENSHI AIは、本プログラムのメンバー特典を以下の領域で活用してまいります。
- モデルの学習および推論の最適化: 現場の限られた計算資源において、軽量モデルを実用的な速度で動作させるための最適化。
- オンプレミス構成の検証: 院内・社内に閉じた構成における、ハードウェアとモデルの最適な組み合わせの実測と検証。
- 開発チームの技術力向上: 技術コースや開発者フォーラムを活用した、実装チームの知見の底上げ。
- エコシステムとの連携強化: 投資家および技術パートナーとの強固なネットワーク構築。
今後も、軽量な日本語モデルの開発と規制領域への実装を推進し、得られた検証結果は技術記事として積極的に公開してまいります。
代表取締役 長嶋 大地のコメント
当社は、データを外に出せない現場で動くAIをつくることを一貫した方針としてきました。この取り組みは、手元にある限られた計算資源をいかに使い切るかという技術的な挑戦でもあります。本プログラムを通じて得られる強力な開発者向けツールとトレーニングを最大限に活用し、現場の厳しい制約の中で確実に動作するAIを、これまで通り実測データを示しながら開発してまいります。